学生・研修医の方へ

研修プログラム

研修プログラム紹介

呼吸器専門研修プログラムの
全体像

呼吸器内科の専門研修は、医師4年目(内科専門研修2年目)から、内科専門研修と連動して行うことが可能です。呼吸器専門研修プログラムでも、1年間は連携施設での研修が必要になりますが、これは内科専門研修プログラムにおける連携施設研修と同時に行うことができます。当科のプログラムに登録されている連携施設は、都内から通勤可能な地域に多いことが特徴です。研修終了後、内科専門医の取得は医師6年目、呼吸器内科専門医の取得は医師7年目で目指すことになります。

専門医取得までの流れ

当科で学べる内容

当科では、喘息、COPD、呼吸不全・人工呼吸器管理、間質性肺炎、肺癌、感染症、その他稀少疾患など、多くの呼吸器疾患を全般的に診ることができます。また、当科では年間400件の気管支鏡検査を実施しており、肺高血圧症に対する右心カテーテル検査、喀血に対する気管支動脈塞栓術、肺癌に対する動注化学療法など、多くの手技も経験できます。呼吸器外科、病理科、放射線科、膠原病内科、呼吸ケアチーム、緩和ケアチームなど、それぞれの専門家との合同カンファレンスや併診体制も充実し、多方面からのアプローチを学ぶことができます。

指導体制

呼吸器内科専攻医には病棟を中心に診療業務に従事していただきます。当科では、経験豊富な呼吸器専門医を中心に、複数の呼吸器内科医で構成されるチーム制の診療体制をとっています。これにより、上級医に気軽に相談できる環境が整っているだけでなく、勤務時間に制約がある場合や家庭生活との両立が必要な場合でも柔軟に対応することができています。医局全体の勉強会としては、英語論文の抄読会を毎週開催し、論文の検索法からグラフ・統計データの読み方まで、正しく知識を蓄えられるよう解説しています。

また、胸部レントゲン写真の読影会や、肺癌診療の最新治療、人工呼吸器の使い方など、若手医師のリクエストに応じて、様々な勉強会を臨時で開催しています。学会発表や論文作成についても、指導医が積極的にサポートしています。大学病院ならではの充実した指導体制はわたしたちの大きな強みであると考えています。

研究活動、国内・海外留学

研修期間中に大学院への入学を希望される方も多く、研修プログラムと研究活動を両立できるよう、指導教官や医局長と話し合いながらスケジュールを決めていきます。研究内容は呼吸器の基礎病態から臨床、他学部と連携した最新の技術開発に至るまで多岐にわたります。また、さらに診療技術や研究活動の幅を広げたい若手医師には、国内・海外留学についても提案をしており、これまで多くの若手医師が留学を経験することができました(留学時期は要相談)。

取得できる専門医

  • 内科専門医・指導医
  • アレルギー専門医・指導医
  • 呼吸ケア指導士(初級、上級)
  • 喘息専門医
  • 感染症専門医・指導医
  • 禁煙認定指導者・認定専門指導者
  • 呼吸器専門医・指導医
  • 気管支鏡専門医・指導医
  • がん治療認定医
  • 睡眠学会専門医
  • 結核・抗酸菌症認定医・指導医

呼吸器専門研修プログラムの
施設群
(2023年度現在)

  • 基幹施設

    日本大学医学部附属板橋病院

  • 連携施設

    日本大学病院、東京都立豊島病院、川口市立医療センター、板橋区医師会病院、春日部市立医療センター、国際医療福祉大学市川病院、東京品川病院、東京女子医科大学病院、東京医科歯科大学病院、国際医療福祉大学三田病院、東京都健康長寿医療センター、赤羽中央総合病院、国立病院機構埼玉病院、志村大宮病院、国際医療福祉大学成田病院

  • 特別連携施設

    みつわ台総合病院、横浜中央病院、佐々木研究所附属杏雲堂病院

入局者の主な卒業大学

  • 日本大学
  • 北里大学
  • 聖マリアンナ医科大学
  • 藤田保健衛生大学
  • 旭川医科大学
  • 近畿大学
  • 東海大学
  • 山形大学
  • 金沢医科大学
  • 昭和大学
  • 福島医科大学
  • 山梨医科大学

病棟医の1週間のスケジュール

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専攻医2年目 週1回 木曜日外勤のケース
午前 病棟業務 教授回診・上申
  • 病棟業務
  • 気管支鏡検査
外勤
  • 病棟業務
  • 気管支鏡検査
  • 病棟業務
  • 肺がん
    カンファレンス
午後 病棟業務
  • 病棟業務
  • 気管支鏡検査
  • 医局会・
    呼吸器班会
  • 病棟業務
  • 内科・外科
    カンファレンス
  • 病棟業務
  • 呼吸不全
    カンファレンス

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